ずれてる。
現在、深夜1時前。
仕事から帰ってくると、だいたいそんな時間。
「遅っ!」
って、よく言われる。
確かに、社会的常識から考えると、遅い時間だ。
仕事帰りに何か買い物をしようと思っても、24時間営業のスーパーかコンビニくらいしか開いていない。あ、ドンキもやってるか。
帰ってきて、テレビを見ようと思っても、売れてないお笑い芸人が出ている番組か通販番組しかやっていない。ある時間をすぎると、どのチャンネルも通販番組になる。それはそれで面白くて、通販番組をやたら見ていた時期もあった。
普通の時間からは、確実にずれている。
朝の9時から仕事をしている人を基準に考えると、5時間ずれている。
なので、1時に帰ってくるってことは20時頃に帰ってくることだと考えてもらっていい。
なのに、「大変だね」って言われる。
いや、別に大変じゃないんだけどね。
ただ、ずれているだけだから。
16年もずれた生活をしている。
しかも、社会人になったときから、その生活をしている。
もはや、普通の生活がずれた生活なので、社会的にまっとうな状態がなんなんだかわからない。
そう、ずれている。
時間がずれているだけじゃなくて、たぶん、私自身ずれている。
「気づいたら、周り、おかしい人ばっかなんだよね」
「類は友を呼ぶって言いますし」
あぁ、そうだね。
私、おかしいし。
え? おかしいか?
昨日、珈琲を飲みに、珈琲店に行った。
京都に行ったついでに、奈良の生駒にある店に行った。
「ついでに行く距離ですか?」
って、驚かれたりする。
あぁ、そうですね。
ついで、じゃない。
美味しい珈琲が飲みたかったから、京都に行く翌日が休みだってわかってから、ぜったい行くつもりでした。
ブラックで珈琲を飲めるようになって17,8年経つけれど、
これまでたくさん珈琲を飲んできたけれど、
喫茶店王国の名古屋に住んでるから、喫茶店に行くことは多いけれど、
私史上、最上位の珈琲は、その生駒にあるお店の珈琲なんです。
ブラックで珈琲を飲んでいたけれど、
「ういーっ」って感じの嫌な後味が、ちょっと苦手だった。
熱いうちは感じないけど、冷めてくると「ういーっ」が強くなる。
それが当たり前だと思っていた。
深煎り珈琲だとそれが少なくて、酸味のある珈琲がそれが多い。
そうか、私は酸味のあるコーヒーが苦手なんだ、って、思ってた。
でも、違ってたんだよね。
詳しいことは、その生駒のお店、『喫茶イレブン』に行けばわかることなんで省きます。
酸味のあるコーヒーが苦手だと思っていたことが、実は間違っていたことを知ったときの衝撃具合は、「お食事券」が実は「汚職事件」だって知ったときくらい大きい。
そんなお店に、行ってました。
そこで「類は友を呼ぶ」って言われました。
まぁ、名古屋から奈良に珈琲豆を買いに行くことは、おかしいか。
そんな客を、普通に迎えるお店も、まぁまぁおかしいけどね。
ま、ずれてていいんですよ。
イレブンの珈琲が美味しいのは、間違っていないから。