大量データに埋もれてしまいそうになる
整理整頓が苦手です。
片付けが苦手です。
まず職場の机の上がきれいではありません。
まだ大丈夫ですよー、と同僚はなぐさめてくれるのですが、
「まだ」という言葉が前につきます。
そして「まだ」というのは、比較して「まだ」なのです。
その、比較にしている人の机を見てみると、いやいや、さすがにここまでになったら仕事にならないでしょう……というレベルです。
私の机の上は、左側に書類やファイルが積まれています。
たぶん、現在は5センチくらいの高さ。
比較にしている人は、机を3つくらい使っています。
そして、その机全てに書類の山が崩れそうなくらい積まれています。
いやいや、机の上の話をしたいのではありません。
片付け、整理整頓が苦手なのです。
わかりやすく、机の上の話をしてみましたが、今日……いや、ここのところしばらく考えているのは、写真の整理なのです。
半年くらい前に一眼レフを手に入れました。
それまでもだったのですが、前よりもずっと写真を撮る機会が増えました。
カメラで写真を撮って、パソコンに取り込んで「おー、すげー」って眺めます。
問題はその後なのです。
とりあえず、全てを取り込んでおけー。
あれ? あのとき撮った写真はどこにいった?
きゃー、パソコンの容量がいっぱいじゃないかー。
と、まぁ、自分のせいなので仕方ないですし、予測はできたことなのですが、
なんだか、パソコンの中が大変なことになってしまいまして。
いつの間に、こんなにメモリが一杯になってる? と思ったら、ほとんど写真でした。
写真が綺麗だってことは、容量も大きいってことで、あっという間に私のMacBook Airはいっぱいなのです。
あぁ、写真の整理整頓しなくちゃ。
えっと、いらない写真を削除して……何枚の写真があるんだ?
見ているうちに、あーこんなとこ行ったねーとか、やっぱりうちのモモはかわいいなーとか、なってしまうのです。
よくあるじゃないですか。
部屋の片付けを始めたら、昔のアルバムが出てきて、写真を懐かしく眺めていたとか、
本の処分をしようとしたら、漫画が出てきて、捨てようかどうしようかパラパラ見ていたら、いつのまにか読みふけっていたとか。
あー、もうっ!
わーっと削除したのですが、もう、よくわかんなくなっちゃって。
って、そもそも、写真をたくさん撮っている人たちって
どんなふうに管理をしているんだろう。
全てパソコンに取り込んだら、あっという間にいっぱいになっちゃうだろうし。
かといって、ずっとカメラのメモリーカードの中には残していないだろうし。
それでも、保管している写真はいろいろあるだろうし。
ハードディスク?
クラウド?
圧縮?
あー、そういえば、昔はパソコンの容量が足らなくなったときに、メモリの増設とかしたなー。
でっかいHDDも買ったなー。
あ、そうだった。
そんなことを考えていたら、思い出しました。
カメラを始めたいと、今のカメラを手にするずっと前から思っていたのです。
それでも断念してきた、ひとつの理由。
それが、写真の整理整頓ができない。
ということ。
たくさん写真をとっても、管理ができないから、やめておこう、となったのでした。
でも、もう後戻りができない。
写真を取ることが面白すぎて、楽しくて、やめられない。
よく撮れた写真はとっておきたいし、自分の成長具合もわかるから残しておきたいし。
どうしたらいいのー?
整理整頓。
なんて嫌な言葉なんだ。
私の辞書にはそんな言葉、載ってないぞー。
……いや、たぶん、ある。載ってる。
でも、整理整頓って、私の辞書の中では、追記事項で
『最初は頑張って取り組みましょう。しかし、途中で嫌になったら、そのまま放り出してもいいと思います。他のことに時間を使いましょう』
って書いてある気がする。
絶対そうだ。
いやいや、そんなことを嘆いている場合ではない。
自分の机の植えが散らかっているのは、まだいい。
だって、デスクに座ってる時間は少ないし。
ほとんど立ち仕事で作業しているから、自分のデスクに座るのは、メールチェックのときと、やらなきゃいけない書類作業があるときだけ。
やらなきゃいけない書類作業は、まぁ、けっこうあるのだけれど、見て見ぬふりをしているので、いい(たぶん)。
自分の部屋が片付いていないのは、大丈夫。
誰にも見られないし、ほとんど家にいないし。
まぁ、ときどき、探しものが大変だったりするけれど
テレビで見るようなゴミ屋敷じゃなくて、本がやたら散らばっている散らかり方なので、大丈夫。
最終手段で、プロを雇うという手もある。
写真は……。
誰か、教えてください。
マジで。
どうするのがいいのか。
Google先生では、埒が明きませんでした。
いまいち、どういう方法がいいのかわからなかったし、
私の思っていることとは、ちょっとピントがずれていて、ピンぼけのような感じ。
ただ、写真の整理をしていて気づいたこともあります。
日が経つと、いらない写真も出てくるってこと。
撮ったときは「すごーいイイ!」って思ったはずなのに、
今、見てみると、そんなんでもない。
削除。
案外、消してもいいか、っていう写真が、ある。
とっておきたい写真と、とっておかなくてもいい写真。
どんな違いがあるんだろう。
写真を見ても記憶が薄くなっているなと感じるものと、
写真を見ることで、その時の記憶が濃ゆいものとして思い出されるもの。
どうしてそんな感じ方をするのだろう。
あぁ、でも、とりあえず、この大量の写真のデータ、どうしようかぁ。