医療の中のマイナー資格の夢。

医療系のドラマが好きである。

 

医療職についているからなのか、元々なのかはわからないけれど。

 

最近ドラマはさっぱり見ることが少なくなったけれど、ちょっと気になるドラマがあったので、録画して観ることにした。

 

冒頭で、『臨床検査技師』という名称が出てきた。

 

「おぉーっ!」

と、ひとりで興奮していた。

 

 

臨床検査技師

 

90%くらいの人が「なにそれ?」と、言う。

医師や看護師ほど、メジャーな資格ではなく、「超」がつくほどマイナーな資格である。

「部活、なにやってた?」

ラクロス

っていうくらい、マイナーな感じ。

 

マイナー過ぎて、説明に時間がかかるので、少々困る。

 

「仕事、なにしてるんですか?」と聞かれて、略して「検査技師です」と答えることも少なくない。

そうすると、6割くらいの人に「なにしてるんですか?」と聞かれ

2割くらいの人に「詐欺師?」と言われる。

1割くらいの人に「じゃあ、病院に勤めているんですね」と言われるけれど、それもまためんどくさい。

病院に勤めているわけではないからだ。

 

「だからね……」

説明したいところですが、

説明にはやっぱり時間がかかるので、それぞれネットで調べてみてください。

 

 

マイナーな資格である臨床検査技師がドラマの冒頭に出てくるなんて!

 

と、ひとり興奮していたのである。

 

主役は、もちろん医師。

でも、そのパートナーが検査技師なんですよ。

 

いやー、すごい。

かっこよすぎる。

 

 

実は、ちょっとした夢があります。

 

患者さま自身が、検査をどこに任せたいか、選べるようになったらいいなと思っています。

 

医療における「検査」はとても重要です。

血液検査は、健康診断での簡単な検査から、病気を確定させるための検査まで多種多様な検査があります。

毎日、多くの検査を取り扱っていますが、把握はしきれないほど多くの検査があるんです。

 

病院で、「検査しますね」って医師に言われて、採血をされます。

その採血された血液が、どこで検査をされているか、知っていますか?

多分、ほとんどの人がそんなこと考えたこともないと思います。

 

病院内で検査されたり、検査会社に送られて検査されたり……と、いろいろあります。

いろいろある分、残念ながら、全てが同じ精度で検査されているわけではないんです。

 

昔は電話といえば、ひとつの会社しかありませんでした。

だから、使う人は選ぶことができなかった。

でも今は違う。

いろいろなサービスがあって、使う人が選ぶことができる。

 

私は、検査会社も、そんなふうになったらなって、思っています。

 

 

そうそう、もうひとつ。

 

臨床検査技師が主役の物語を書いてみたいと思っています。

医師や看護師が主役になっているドラマはありますが、検査技師が主役って聞いたことないんです。

 

聞いたことがないなら、自分で作ってしまえ!

 

……。

 

そのために、力をつけたいと思います。