サザエさん症候群?

仕事、行きたくねー。

 

ここのところ、そう思うことが多かったです。

朝起きて、テレビをボーッと見ながら、携帯をいじる。

ギリギリまで寝起きの格好のまま過ごしている。

できるだけ、仕事のことを考えないように、考えないように、と思う。

 

仕事に行ってしまえば、それなりに楽しくて、バタバタはしているけれど、そんなに辛いって感じるようなことはないのに、なんでそう思うんだろう、と自問自答していました。

まぁ、なかなか長い間。

そこで出てきた答えは、いろいろあります。

やりたいことが他に出てきて、仕事で時間が取られるのが嫌だとか

なかなか言うことを聞いてくれない同僚が面倒だとか

まぁ、愚痴ってやつです。

で、一言で言ってしまうと、「ワクワクしない」。

文章を書いていても、写真を撮っていても、料理を作っていてもワクワクするのに、

仕事のこれからを考えていても、ワクワクしない。

なんか、ちょっと潮時なのかも。

正直なところ、そんな考えも持っていました。

でも、辞める、って選択をできるかっていうと、そうじゃない。

めちゃくちゃやりたい! ってわけではないのだけれど、

絶対やりたくない! とも思えない。

付き合いがマンネリ化した恋人との関係、とか、熟年夫婦、みたい。

じゃあ、このままでいいのか? と問われると、「うーん」という、

なんだか堂々巡りの、よくわからないスパイラルに巻かれているような、そんな感じ。

 

 

「やりたいことやるには、偉くならなきゃダメかなー」

 

先日、会社の中で一番信頼できる仕事仲間と話したときのこと。

出会った頃のこと、5年ほど前のことを振り返っていました。

 

職場活動発表会という、1年に1回、全国のラボ(支店のようなもの)から募っての発表会がある。会社的にはイベントのようなもの。

それに参加したのが、始まりだった。

東京以外の地方から集まったメンバーは、懇親会から2次会へ流れていった。

カラオケBOXで歌も歌わず、喋り倒した。

飲み放題のラストオーダーで、上司が瓶ビールを10本も頼み、余ってしまった。

「なんか、もったいないね」

そんな言葉から、瓶ビールをひとりのビジネスバッグへ詰めて、宿泊先のホテルへ持ち帰った。そのビールで3次会。

ツインの部屋に、10人ほど集まり、語り合う。

何を話したかは覚えていないけど、地方ならではの共感する部分が多かった。やっぱり東京主体なんだよ、とか愚痴も多かった気がする。

その覚えていない中でも、「これやりたいね!」って語り合ったことがあった。

 

そのメンバーとは、二度と会うことなんかないと思っていた。

でも、その3次会からの半年後、その中のひとりと研修で会うことになる。

 

その研修がターニングポイントになったと感じている仲間。

研修のことは振り返ることがあっても、最初の出会いのことを久しぶりに振り返った。

あのときから仕組まれてたのかな、なんて笑い合う。

 

あのときは、大変だったけど、楽しかった。

今、こういう問題を抱えてて。

これから、こういうことをしていくつもりなんだよね。

 

過去を話し、現在を話し、未来を話す。

 

そんな中で、「これやりたいね!」って言っていたことを思い出した。

あー、でもやるには偉くなんなきゃダメかなー。

じゃ、偉くなるか。

 

あぁ、そうだった。

私がこの会社にいるのは、こうやって話すことのできる仲間がいるからなんだ。

「無理か」と諦めてしまうのではなく、「じゃ、やるか」と言える仲間がいる。

ときには弱音を吐いても、ちゃんと未来の話にもっていける。

 

「じゃ、またどこかで会おう」

「今度は本社だよ」

「そうだね」

 

別れ際、北の大地へ帰る予定の仲間と、そんな会話をした。

今は別々の場所で頑張っている。

いつか……遠くない未来に一緒に仕事がしたい。

 

そんなことを考えていたら、ワクワクしてきた。

 

一緒に仕事をしたいと思える相手がいる。

それは一人だけじゃない。

違う部署の人だったり、遠い場所にいる人だったり、結構いる。

今の上司だって、結構楽しい。

最近、レイアウト変更で、上司とデスクが隣になった。

今までは、違うフロアにいたから、いるのかいないのかわからない状態で、

話をしたくても、つかまらないこともよくあった。

つかまらないモヤモヤが解消できただけでも大きくて、相談したいことがすぐできる。

なんだ、こんなにスムーズにいくものなんだ。

そう思うことも、よくある。

 

今日も、ちょっと先週から抱えていた問題を相談し、

アドバイスをもらいながら、実行。

どうせなら、大ごとにしちゃえ! と広い範囲にCCをつけてメールを発信。

帰り際、メールを開いて、思わずニヤリ。

 

反応があった方は、私がまた一緒に仕事をしたいと思う元上司。

……あ、巡り巡って、今も上司か(笑)

こういう反応をしてくださるから、一緒に仕事をしたいんだよなー。

 

 

明日は、仕事へ行くのが楽しみです。