戦国時代を生きる仲間たちへ

東京に来た。


何ヶ月ぶりだろう。

「何年ぶり」ではなく「何ヶ月ぶり」。


10年前の私にとって東京はとても遠い存在だった。

入社して初めての出張が10年ほど前だったと思う。

その時の行き先は東京の本社。

ひとりで関東に来たことはないわけではなかったけれど、ドキドキしながら来て、もうしばらくは来ないだろうとたくさんのお土産を買って帰った。

頭の片隅に、東京と名古屋を行ったり来たりの、ちょっとかっこいい働き方をしたいなと思ったこともあったけれど、それは遠い世界の話だと思っていた。

しかも東京には仕事以外で、自分から来たいと思わないだろう、とまで思っていた場所。


でも、それは違っていた。

そのときの私からしたら、違ってはいなくて、今の私に変わったからなのだろう。


今は、

「あ、そろそろ東京に行きたい。

あの人に会いたいし、あの人にも会いたい」

そう思える場所に、東京は変わった。

それは東京だけではなく京都や大阪も、そんな場所。


今回、東京に来た理由。

天狼院書店めぐりも理由のひとつだけど、どうしても会いたいと思った仲間がいた。

なんか、今日会わないといけない気がした。


久しぶりに会う仲間は、やっぱり同志のような気がしてならない。


5年前……5年と3ヶ月前に会ったのが最初だった。

プレゼン大会みたいなものがあって、その打ち上げで意気投合した。

また会う機会があったらいいね、と別れた5ヶ月後に、また会うことになったのは驚いた。そして、今ではこんなふうに繋がることになるなんて、当時は夢にも思わなかった。


今日は、話を聴きにきたつもりだったのに、私の話もたくさんしてしまいました。

聴いてくれて、ありがとう。


今、正直なところ、居る場所は、私も含めて戦国時代なんだと思う。

その中でおもいっきり戦った姿はかっこいいと思う。

勝ちや負けなんかではない。

結果を残すことだけが、戦いではない。

何も残せていないわけではない。


いつもいつも、会うたびに思う。

すげーな、って。


変わらなくなんかない。

変えていけるはずだから。


なんだかんだいって、私が元気をもらったよ。

もう少し、本職で、地方都市で、やりたいと思ったよ。


じゃあ、今度は名古屋で会おう!