新しい言葉に翻弄された、その後のこと。

ライフハック

 

この世に生まれて39年間、この単語を聞いたことがなかった。

ライフをハックする。

 

……わからない。

もしかして若者用語なのか。

だったら、会社の20代の子に聞いてみようか。

いや、でも、20代の子と、そんなに仲がいいわけじゃなかった。

普通の会話ができる空気を作る時間が、足りない。

いや、若者用語ではなく、何かの専門用語なのか。

でも、何の専門用語?

それすら全くわからない。

ハック、ハック、ハック、ハック……ハッカー

え? だから?

そもそも私だけが知らない言葉だったらとても恥ずかしい。

 

そうだ! グーグル先生がいるじゃないか!

というわけで、グーグル先生に聞いて見ると……。

 

ライフハックとは。

効率よく仕事をこなし、高い生産性を上げ、人生のクオリティを高めるための工夫。

 

わかったような、わからないような。

さらに調べて行ってわかったことは、2004年頃生まれた言葉で、日本では2005年くらいから使われているということだった。

そして、ライフハックに関するサイトも、たーっくさんある。

こんなにあるのに、今まで私の目には止まらなかったのか?

それとも、一瞬で通過していってしまったのだろうか。

 

ここまでが、日曜日の話。

 

ライフハックの意味がわかって、一週間が経とうとしている。

明日、提出の記事のお題の中に「ライフハック」という言葉がある。

そもそも、そこから考え始めた。

一週間、考えて考えて、考えてみたけれど、

どうしても、ライフハックという言葉が、喉に刺さった魚の小骨のようで、しっくりこない。

言葉に馴染みがなさすぎて、どうしようもない。

 

今も書いていたのだけれど、どうしても抽象的なものになってしまい、うまく記事にできない。

自分で許せるクオリティにならない。

それでも書いて提出しなさい、というのと

恥ずかしい記事を出すくらいならやめておけ、というのと

自分の中で会議が開かれた。

 

結果、今週は捨てることにした。

 

 

ライフハックという言葉が、全然わからないんだ!

という記事なら、書けそうな気がする。

 

 

……。

 

書けないのは、努力が足らないのか。

興味を持てず、伝えたいことが見つからないからなのか。

それとも、そろそろ潮時なのだろうか……。

 

私には、狂がない。

熱狂的とかの狂。

これ、好きなんです! と、宣言をしても

私よりも更に好きな人を見ると気後れしてしまい、一歩後ろに下がってしまう。

そのときは、すごいなーすごいなーって聞いて、後から、私はそこまでになれるのだろうかと疑問を持つ。

素人に毛が生えたくらいにはなるけれど、それ以上のプロには登れない。

途中で、立ち止まって、上を見上げてしまう。

上を見上げると、果てしなく空は高い。

 

文章を書くことは、上手くはなったけれど、プロとしてはどうなんだろうと思う。

写真を撮ることだって、趣味の延長で、そもそも趣味と呼べるほどのモノなのかと、思ってしまうときもある。

 

いろいろと考えてしまってはいるけれど、

「じゃ、やめれば」

と言われたら、やめたくない。

書くことも、撮ることも、好きだから。

 

きっと、ストレスのせいだ。

ズルズルと沈んでいるような気がするのも、ストレスのせいだ。

 

最近、休日が満足に取れず、休日が体力回復日になってしまっている。

希望する日に休日が取れず、イベントに参加できないことがわかっている。

先の予定も立たず、長期の講義を受けたくても、躊躇してしまっている。

 

やりたいことができずに、ストレス。

先が見えずに、ストレス。

 

一度、長期プラン、立て直すか。

そういうときだな、きっと。