新幹線をやたら見ていたら思い出したこと。

新幹線……。


今、テレビで、やたら新幹線ばかりの番組をやっている。

今の時間、2時56分。

丑三つ時も過ぎた時間。


0系から始まり、今は800系が最先端らしい。

よく乗るのは700系のような気がする。

乗るのは好きだけど、鉄ちゃんではないので、何がどう違うとか、そこのところはよくわからない。


「名古屋と京都って、どのくらい?」

ときどき京都でされる質問。

そもそも京都でよく出没しているので、京都人だと勘違いもされる。

身近な人の間では「松下は名古屋人」というのは、至極当たり前なこと。

しかし、まだまだ知られていない、ところでもある。

そんな人たちに、名古屋から来ていると言うと、驚かれる。

反応を楽しんでいる私もいるので、おおっぴらに最初から名古屋人だということは明かさない。


いや、その話をしたかったわけではなくて、新幹線を見ていて思い出したのは、別のこと。


「え? そんなかかります?」


先日、京都天狼院でのこと。

その日、参加していたゼミにいたのは、県外の人ばかり。

滋賀、広島、愛知……。

私は多少余裕があったのでのんびりしていた。

天狼院の店主の三浦さんと話をしていて、名古屋までどのくらいかかるか、という話になった。


新幹線で40分くらいですね。


そう答えると、


え? そんなにかかります?


という返事が返ってきた。

私はその返事に対して、どう返していいか、戸惑ってしまった。

初めての反応だったからだ。


名古屋との距離感がつかめていない人だとか、名古屋を関東圏だと思ってる人は、

「そんな早いんですか?」

という答え。

よく、新幹線を使って移動する人は、

「まぁ、そんなもんだよね」

という答えになる。


私自身、そんなに近いんだー、という反応を求めて、名古屋と京都の距離感に関して話す。

だから、三浦さんの返事は、ストレートがくるかと思ったら、カーブやチェンジアップがきたような、いや、それよりも牽制球を投げられたようなそんな感じだった。


あぁ、こういうところなんだよな。

三浦さんと話していて、面白いと思うのは。

刺激であるし、私のチェックポイントでもある。



新幹線。

名古屋飛ばしはなくなって、本当によかった。